霧の都
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【番 号】FT 58 |
【叢 書】―― |
【著 者】マーリーズ |
【備 考】―― |
【概 略】ドリメア国は少し風変わりな国だった。というのも、妖精の国と隣接していたからだ。だが、この二国間の交流は、何百年も前にとだえていた。今や、“妖精”や“魔法”という言葉さえ口にされることもなかった。ところがある日、幻覚に侵される者や奇妙な調べを耳にして踊り出す者が現れた。どうやら、妖精の果実を口にしたらしい。一体、誰がなんのために、ドリメア国に妖精の果実を運び込んだのか? 狂気に侵されていく人々を救うため、チャンティクリア判事は事件解明にのりだすが……。1920年代に書かれた埋もれた名作、ついに刊行!
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